今週の指標:日経平均株価

 先週は、前週末のFRB(米連邦準備制度理事会)の強い利上げ懸念から、NYダウの1,000ドル近い下げを受け、また、日本銀行の金融政策決定会合があることから、日経平均は為替とNYダウの動きに注目となり、レンジ幅を2万6,300~2万7,300円としました。

 週明け25日(月)は、▲514円の2万6,590円と大幅反落し、26日(火)は+109円と反発するものの、27日(水)は前日の米株の大幅安を受け、一時▲649円の2万6,051円まで下げ終値は▲313円の2万6,386円でした。

 28日(木)は、円高方向が一気に円安へと向かってきたことで輸出関連株が買い戻され、+461円の2万6,847円と反発しました。

 29日(金)は、日本市場は休場でしたが、シカゴの日経先物は、日銀の金融政策決定会合で、金利は据え置きされ再び日米金利差拡大からドルが買われ、一時131.23円まで上昇し、日経平均も円安を好感し、日経先物は+405円の2万7,275円となっていました。

 今週は、ゴールデンウィークで5月2日(月)と6日(金)のみ営業ですが、4月29日(金)の日本市場が休場の日の米国市場では、3指標の急落を受け、シカゴの日経先物は▲140円の2万6,730円となっています。

 営業日が2日間しかなく、2万6,500~2万7,000円のレンジの中の動きが想定されます。