7月株主優待 人気ランキング

順位 コード 銘柄名 優待品例 優待発生金額※1
1 2353 日本駐車場開発 自社駐車場割引券など 94,500
2 3159 丸善CHI HD 買い物券 33,700
3 2590 ダイドーグループHD 自社グループ商品割引 2,642
4 7196 Casa QUOカード 88,000
5 3539 JM HD 精肉関連商品 282,000
6 6091 ウエスコHD 自社グループ施設入場券 60,200
7 7810 クロスフォー 自社製品 215,000
8 3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 施設利用サービスなど 129,300
9 7590 タカショー 特別販売など 49,900
10 4936 アクシージア 優待券 196,400
※1優待発生金額 =2024年6月6日終値の株価 × 優待獲得最低株数で計算した金額です。

最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>

このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客さまの人数が2024年6月3日時点で多い順番です。
この記事は銘柄を推奨するものではありません。
売建可能数量や日歩は、楽天証券にログインいただくとご覧いただけます。
2024年6月6日時点の終値や数値を、楽天証券Webサイトから採取して記載しています。
配当利回りは、楽天証券HPの会員ログイン後の銘柄ページより採用しておりますが、市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。

7月の株主優待銘柄は33銘柄!

 2024年7月優待は、7月29日(月)が権利付き最終日、7月30日(火)が権利落ち日、7月31日(水)が権利確定日の最短スケジュールになります。

 7月29日(月)に優待株を購入して、翌30日(火)の取引時間開始まで保有すれば、31日(水)に株主名簿に株主として記載され、優待の権利を獲得できます。

 7月優待株は33銘柄と少ないですが、外食系優待や飲料メーカーの自社商品割引やスーパーの豪華精肉優待もあってバラエティ豊富です。

※楽天証券 株主優待検索より

 ただし、人気10位以内の銘柄の中には業績不振などで株価が低迷中の銘柄も多い優待月です。投資する際は今後の業績見通しや株価チャートをよく調べて、売買タイミングを慎重に判断したほうがいいでしょう。

 継続保有条件がない株価低迷中の優待株は、優待権利付き最終日が近づいたら購入して、権利落ち後にすぐ売却する短期売買に徹するのも一つの考え方です。

 投資家から人気の高い外食系優待で人気トップ10以下の7月優待株には次のようなものがあります。

  • 焼き鳥居酒屋「鳥貴族」を運営するエターナルホスピタリティグループ(7月・1月末に100株で1,000円分の食事優待券を電子チケットで贈呈。同社は2024年5月1日に鳥貴族ホールディングスから社名変更したばかり)
  • 「肉汁餃子のダンダダン」のNATTY SWANKYホールディングス(7月・1月末に100株以上で一律、1万円分の食事券)
  • 公園などにおしゃれなカフェレストランを展開するバルニバービ(7月末に100株で3,000円分の電子チケットが贈呈され、店舗での食事券、ECサイト商品割引コード、同社オリジナル商品から1点選択。7月末の権利確定後、10月・1月・4月・翌7月末まで継続保有すると株主優待品が贈呈される抽選会に参加できる年4回の長期保有株主向け抽選優待もあり)
  • 「ラーメン山岡家」などを運営する丸千代山岡家(7月・1月末に100株以上500株未満でラーメン無料券2枚、お米2kg、乾麺セット1個から1点選択。2024年4月30日に株式を2分割したものの、100株の優待内容は変わらず)

物言う株主対策etc.で優待新設が増加!

 2024年に始まった新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)では成長投資枠(年間投資額上限240万円、生涯の非課税保有限度額1,200万円)で優待株にも投資できます。

 そのため、2023年から2024年にかけて優待を新設したり、拡充したりして、個人投資家に株主になってもらおうとする企業が増えています。

 携帯キャリアのソフトバンクは2024年4月に、9月末の株式10分割と2025年3月末からの優待新設を発表しました。100株以上を1年以上継続保有した株主に自社の電子マネー「PayPayポイント」1,000ポイントが贈呈されます。

 全国津々浦々に店舗がある「セブン-イレブン」を運営するセブン&アイ・ホールディングスも2024年8月末、その後は毎年2月末に100株以上保有でセブン&アイ共通商品券2,000円分が贈呈される優待制度を新たに導入。3年以上継続保有すると2,500円分に増額される継続保有優待もあります。

 こうした優待制度の新設には、優待目的で株を長期保有してくれる個人投資家を増やすことで、「物言う株主」として企業にさまざまな要求を行う投資ファンドに対抗する狙いもあるようです。

 また優待を新設すると、個人投資家の買いで株価が上昇して、下がりにくくなる効果もあります。

 今回の7月優待の中でも、妊娠育児アプリなど家族支援ITサービスを提供するカラダノートが2023年から7月末に100株以上保有で一律、「カラダノートウォーター」のミネラルウォーター1セット(2ボトル、税込み3,974円相当)を贈呈する優待を始めています。

 基礎化粧品販売のプレミアアンチエイジングも2023年から7月末に100株以上保有で一律、4,000円相当の自社製品(2023年7月末の実績は同社の「デュオ ザ クレンジングバーム」など)が贈呈される優待を新設しています。

 また「ステーキのあさくま」を展開するあさくまは1月末に100株以上保有で一律4,000円分の食事券が贈呈される既存優待に加えて、2024年からは7月末株主に対しても「あさくまおせち(松)」3万円相当や3,000~1万円分の食事券など豪華商品が当たる抽選に参加できる優待を新設しました。

 物言う株主対策や株価維持、新NISA口座を使った長期保有期待など理由はさまざまなものの、優待新設企業が増えるのは株主優待制度を愛する投資家からすると大歓迎といえるでしょう。

1位:日本駐車場開発(2353)

権利付き最終月:7月、1月[貸借銘柄]
株価:189円(2024年6月6日終値)
配当利回り:2.78%
優待獲得株数:500株以上
優待内容:7月のみ、500株以上で電子3枚、1,000株以上で紙3枚・電子3枚の自社グループ会社リフトおよびアクティビティ割引券。500株以上で(1)電子3枚および(2)電子1枚および(3)電子1枚および(4)電子1枚、1,000株以上で(1)紙1枚・電子5枚および(2)紙1枚・電子2枚および(3)紙1枚・電子2枚および(4)紙1枚・電子2枚の(1)自社グループ運営駐車場1日駐車料金30%割引券、(2)「那須ハイランドパーク」割引券、(3)「NOZARU」割引券、(4)「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」割引券。1,000株以上で「那須高原TOWAピュアコテージ」宿泊割引券2枚、温泉利用割引券1枚、自社グループ会社レンタル割引券3枚、1万株以上で「川場VIPラウンジ」無料券・菅平早期オープンリフト平日限定無料券・「那須ハイランドパーク」2時間貸し切り無料券各1枚。1月のみ、1,000株以上で自社グループ会社リフト利用割引券6枚、「菅平高原ホテルダボスタカシマヤ」宿泊10%割引券2枚、「那須高原TOWAピュアコテージ」宿泊券2枚、1万株以上で「那須高原TOWAピュアコテージ」築浅貸別荘またはリノベーション済み客室への優先案内、別荘地内覧ツアー
その他条件:7月のみの自社グループ会社リフトおよびアクティビティ割引券は1枚につき5名まで利用可。「那須ハイランドパーク」割引券・「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」割引券は1枚につき4名まで利用可。温泉利用割引券、自社グループ会社レンタル割引券は電子チケット、1枚につき5名まで利用可。「川場VIPラウンジ」無料券、菅平早期オープンリフト平日限定無料券、「那須ハイランドパーク」2時間貸し切り無料券は電子チケット。1月のみの自社グループ会社リフト利用割引券は1枚につき5名まで利用可、紙と電子チケットで上記枚数の半数ずつを発行。「菅平高原ホテルダボスタカシマヤ」宿泊10%割引券は電子チケット、1枚につき5名まで利用可。「那須高原TOWAピュアコテージ」宿泊券は電子チケット、1枚につき3名まで利用可。「那須高原TOWAピュアコテージ」築浅貸別荘またはリノベーション済み客室への優先案内、別荘地内覧ツアーは電子チケットの宿泊券利用時に限る
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 7月優待株の人気第1位は商業施設などで時間貸駐車場を運営する日本駐車場開発。

 同社は7月・1月末の株主に優待を贈呈していますが、7月末は500株(投資金額9万4,500円)保有で、時間貸駐車場1日料金割引券と日本スキー場開発が運営するリフトおよびアクティビティ割引券の電子チケット各3枚に加え、「那須ハイランドパーク」の電子チケット割引券1枚などが贈呈されます。

 1月末は1,000株(投資金額18万9,000円)以上の保有が取得条件となり、1,000株では日本スキー場開発のリフトおよびアクティビティ割引券の紙版3枚、電子チケット3枚の他、「TOWAピュアコテージ」平日限定無料宿泊招待券(朝食付)の電子チケット2枚などが贈られます。

 7月末優待では、1月末優待だともらえない駐車場1日駐車料金30%割引券が贈呈されることになります。

 同社は上場子会社の日本スキー場開発が運営するスキー場や栃木県の「那須ハイランドパーク」などレジャー事業が好調で、今期2024年7月期は過去最高益更新予想です。

 来期2025年7月期も本業の駐車場の新規開拓が進み、増収増益が続きそうです。

 ただ、株価はインバウンド(訪日外国人)需要復活の期待感が高まった2023年初頭から長期下落傾向にあります。

 長期保有するなら、業績成長につながるニュースが飛び出したり、株価チャートが再び上昇軌道に戻ったりしそうなところを狙ったほうがいいかもしれません。

2位:丸善CHI HD(3159)

権利付き最終月:7月[貸借銘柄]
株価:337円(2024年6月6日終値)
配当利回り:0.60%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で500円分、200株以上で1,000円分、500株以上で2,000円分、2,000株以上で3,000円分、3,000株以上で4,000円分、4,000株以上で5,000円分、5,000株以上で6,000円分の商品券
その他条件:
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 第2位は書店の「丸善」や「ジュンク堂」を運営する丸善CHIホールディングス。

 7月末に100株保有で、全国の自社店舗で利用できる商品券500円分が贈られます。

 同社は人々の活字離れを背景に本業の書店事業が長期低迷中ですが、書店での雑貨・文具販売や子会社の図書館流通センター(TRC)が手掛ける電子図書館サービスなどが増益材料や成長分野になっています。

 株価はここ10年近く300~400円台を行ったり来たりしており、現在の株価はレンジ相場の下限付近に位置しています。

 本好きで同社の店舗をよく利用する人なら優待目的も兼ねて投資を考えてみるのもいいかもしれません。

3位:ダイドーグループHD(2590)

権利付き最終月:7月、1月[貸借銘柄]
株価:2,642円(2024年6月6日終値)
配当利回り:1.14%
優待獲得株数:1株以上
優待内容:全株主に自社グループ商品の優待価格販売。7月のみ、200株以上で記念品。1月のみ、200株以上で6,000円相当の株主優待品
その他条件:7月のみの記念品は継続保有が5年を超えた年の1回に限り贈呈。1月のみ株主優待品は200株以上を6カ月以上継続保有(7月・1月の株主名簿に同一株主番号で連続2回以上記載)の株主のみに贈呈
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 第3位は自販機に強い飲料メーカーのダイドーグループホールディングス。

 同社のメインの優待は1月20日時点の株主に対するものです。

 同社は2024年7月20日(土)を基準日に株式2分割を行うため、今後は1月20日に200株を半年間、継続保有すると6,000円相当の自社グループ商品詰め合わせが贈呈されます。

 今回でいうと、優待権利付き最終日に当たる7月17日(水)までに100株購入して2025年1月17日(金)の権利落ち日まで継続保有すると、株式分割で保有株数が200株に増えた上に、ボリュームたっぷりの6,000円相当の飲料・ゼリーが贈呈されることになります。

 それとは別に、全ての株主に同社グループ商品を優待価格で購入できる特典もあり、その購入方法は7月20日、1月20日時点の株主に送付される株主向け通信誌「DyDo Challenge通信」などで案内されます。

 同社は採算性の高い自販機での飲料販売が安定した収益源になっており、トルコや中国、英国に続いて、2023年12月にはポーランドの飲料会社買収を発表するなど海外進出にも積極的です。

 前期2024年1月期は過去最高の売上高と最高益を達成。今期2025年1月期の第1四半期(1-3月)はサプリメント通販事業の宣伝費増加などで赤字になりましたが、通期では海外収益の増加や自販機の新規設置などで営業増益となるもようです。

 株価はここ4年近く2,000円台前半から3,000円台で横ばい推移しており、今はレンジ相場の下限付近です。

 保有資産に比べて株価が低い割安株の側面もあるため、現在、予想配当利回り1.16%と低水準な株主配当金の引き上げ(増配)などに期待して、先回り購入するのもいいかもしれません。

4位:Casa(7196)

権利付き最終月:7月[信用銘柄]
株価:880円(2024年6月6日終値)
配当利回り:3.42%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で1,000円分、500株以上で2,000円分、1,000株以上で3,000円分のQUOカード
その他条件:―
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 第4位は家賃債務保証サービスを手掛けるCasa。

 同社の優待は7月末に100株保有でQUOカード1,000円分が贈呈されるというシンプルなものです。

 同社の主力である賃貸住宅向け家賃債務保証事業は集金代行や原状回復費用など手厚い保証をつけた新規契約が好調です。また、好採算のテナント向けやショッピングモール向けの家賃保証事業への進出が成長源になっています。

 ただ、売上高・収益ともに成長が鈍化し、株価は2022年以降、700円台から900円台の間でレンジ相場を形成しています。

 1株当たり30円の年間配当据え置きが続いているものの、予想配当利回りが3.41%に達する高配当株である点は魅力といえるでしょう。

5位:JM HD(3539)

権利付き最終月:7月[貸借銘柄]
株価:2,820円(2024年6月6日終値)
配当利回り:1.43%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,500円相当、500株以上で3,500円相当、1,000株以上で5,000円相当、1万株以上で1万円相当の精肉関連商品
その他条件:100株以上を1年以上継続保有(7月の株主名簿に同一株主番号で連続2回以上記載)の株主のみに贈呈
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 第5位は関東を地盤に「肉のハナマサ」「生鮮館」などスーパーを運営するJMホールディングス。

 7月末に100株を1年以上継続保有すると、2,500円相当の精肉関連商品が贈呈されます。

 その内訳は国産鶏ムネ肉2kg、沖縄琉香豚ばら肉薄切500g、沖縄琉香豚切落し500gの3点で冷凍庫に収まり切らないほど。数ある食品優待の中でもボリューム感が際立つ「お肉たっぷり優待」として投資家からも人気が高い優待です。

 同社は外食産業向けに業務用食肉を販売する「肉のハナマサ」がコロナ明けの飲食業界活況で好調を持続。

 2023年1月には東京ローカルの「スーパーみらべる」を買収するなど手堅いM&A(買収や合併)にも積極的で、今期2024年7月期も最高益更新が見込まれています。

 株価も2023年1月から2倍近く上昇するなど、「優待目的で株を買ったら値上がり益でももうかった」という理想的な優待株となっています。

 今後もM&Aなどによるさらなる成長を狙って、株価が少し下がったところで押し目買いを狙いたい銘柄といえるかもしれません。