6位:ウエスコHD(6091)

権利付き最終月:7月[貸借銘柄]
株価:602円(2024年6月6日終値)
配当利回り:2.66%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社グループ運営施設入場券1枚
その他条件:「四国水族館」または「アトア」いずれかで利用可
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第6位は測量や地質調査を行う建設コンサルタント会社のウエスコホールディングス。

 7月末に100株以上保有で一律、同社が運営している香川県の「四国水族館」、兵庫県神戸市の劇場型アクアリウム「アトア」のいずれかで利用できる入場券1枚が贈呈されます。

 同社は、本社のある岡山県を中心に老朽インフラの維持・管理や防災対策に向けた建設コンサルが堅調で安定した業績推移が魅力です。

 株価が会社の保有する純資産の何倍まで買われているかを示したPBR(株価純資産倍率)が0.55倍の超割安株のため、積極的な株主還元策を期待して株価も右肩上がりの上昇が続いています。

 今期2024年7月期は前期比4円増配の1株当たり20円の株主配当を予定しており、予想配当利回りが3.35%に達する高配当株の側面もあります。

7位:クロスフォー(7810)

権利付き最終月:7月[貸借銘柄]
株価:215円(2024年6月6日終値)
配当利回り:0.35%
優待獲得株数:1,000株以上
優待内容:1,000株以上で1万円相当の自社製品(ジュエリー「Dancing Stone」)
その他条件:
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第7位はジュエリーメーカーのクロスフォー。

 7月末に1,000株(投資金額21万5,000円)以上保有で一律、同社のジュエリー製品「Dancing Stone」(1万円相当)が贈呈されます。

「Dancing Stone」は宝石の留め具の接点が点になっているため、ちょっとした振動でも宝石が揺れて、常にきらきらと煌(きら)めいて見えるクロスフォーの特許技術・登録商品です。

 同社はコロナ禍の販売不振による赤字が続いてきたこともあり、株価も200円台で長期低迷中。投資には細心の注意が必要です。

 ただ、ジュエリーパーツの海外販売が堅調で今期2024年7月期は2022年7月期に続いて黒字に浮上する見通しです。

 優待品の宝石に魅力を感じる人は、株価の値動きをよく見て投資してみるのもいいかもしれません。

8位:ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)

権利付き最終月:7月、1月[貸借銘柄]
株価:129,300円(2024年6月6日終値)
配当利回り:5.32%
優待獲得株数:1口以上
優待内容:1口以上で「グリーンライフ」・「グリーンライフ東日本」体験入居無料(1泊2日食事付)、同施設見学無料(昼食付)、「JAPANライフデザイン」体験入居無料(1泊2日食事付)、同入居一時金割引(30万円割引)、「アズパートナーズ」入居一時金割引(20万円割引)、同月額利用料の管理費割引(2カ月分)、同体験入居無料(3泊4日分)、同施設見学無料(昼食付)、「さわやか倶楽部」初月利用料10%割引、同体験入居無料(1泊2日食事付)、同施設見学無料(昼食付)、「SOMPOケア」運営介護施設前払金割引(3%割引)、同月払プラン毎月の家賃相当額3%割引、「プラウドライフ」前払金割引(30万円割引)、同月払敷金無料、「ライフケアデザイン」前払金割引(30万円割引)。「ニチイホーム」初回入居時費用割引(10万円割引)、「アイリスガーデン」初回入居時費用割引(5万円割引)、「ノアコンツェル」施設見学無料(昼食付)、同敷金30%減額
その他条件:
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第8位は有料老人ホームなど福祉関連の物件を保有するJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)のヘルスケア&メディカル投資法人。

 7月・1月末に1口以上保有の投資主に対して、同社が保有する要介護向け施設や有料老人ホームの無料体験入居(1泊2日食事付など)や前払金割引(3%や30万円など)、毎月の家賃相当額からの割引(3%や敷金0円など)の特典が受けられる優待を実施しています。

 自分や配偶者、両親などが介護施設などへの入居を検討している人は同REIT(リート:不動産投資信託)の優待特典を利用して入居施設のリサーチを行うのもいいかもしれません。

 同社の業績は安定的に推移していますが、国内長期金利の上昇や老人福祉施設中心の物件で成長性が乏しいと判断されている面もあり、投資口価格は2022年11月高値の20万4,700円から2024年3月には12万5,100円の安値をつけるなど下降トレンドが続いています。

 投資口価格の下落にともない向こう1年間の予想分配金利回りは4.98%に達しており、そろそろ投資口価格の下げ止まりにも期待したいところです。

9位:タカショー(7590)

権利付き最終月:7月、1月[信用銘柄]
株価:499円(2024年6月6日終値)
配当利回り:1.00%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で株主特別販売。7月のみ、100株以上でオリジナルカレンダー。1月のみ、500株以上で3,000ポイント、700株以上で4,000ポイント、900株以上で5,000ポイント、1,000株以上で8,000ポイント、2,000株以上で1万8,000ポイント、3,000株以上で3万5,000ポイント、4,000株以上で5万ポイント、5,000株以上で6万ポイントの株主優待ポイント付与
その他条件:ポイントに応じてガーデニング関連商品と交換可
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第9位はガーデニング用品国内大手のタカショー。

 7月20日、1月20日に100株以上保有で一律、ガーデニング用品など一部商品を特別価格で購入できる優待特典が贈呈されます。また、7月20日時点の100株以上の株主にはタカショーオリジナルカレンダーも申込不要で贈られます。

 今回の7月優待取得には、7月17日(水)の権利付き最終日までに100株購入して、18日(木)の権利落ち日まで持ち越す必要があります。

 同社のメインの優待は1月20日に500株(投資金額24万9,500円)保有で、「タカショー・プレミアム優待倶楽部」の優待商品と交換できる3,000ポイントが贈呈されるというものです。

 同社は住宅着工件数の減少で主力のガーデン・エクステリア市場が低迷。低調な業績が続き、株価も2年以上、長期下落が続いています。

 今後は米国での販売網拡大や、プロ向け外構材などの新規顧客開拓による業績回復に期待したいところです。

10位:アクシージア(4936)

権利付き最終月:7月[貸借銘柄]
株価:982円(2024年6月6日終値)
配当利回り:1.42%
優待獲得株数:200株以上
優待内容:200株以上500株未満で継続保有期間1年未満の場合6,000円分、1年以上3年未満の場合7,500円分、3年以上の場合9,000円分、500株以上1,000株未満で継続保有期間1年未満の場合1万2,000円分、1年以上3年未満の場合1万8,000円分、3年以上の場合2万4,000円分、1,000株以上で継続保有期間1年未満の場合1万8,000円分、1年以上3年未満の場合2万7,000円分、3年以上の場合3万6,000円分の優待券
その他条件:継続保有期間1年以上の株主は、毎年1月末日および7月末日現在の株主名簿に同一株主番号で連続して3回以上記録され、その全ての基準日(1月末・7月末)において各区分の最小株式数(200株、500株または1,000株)を下回ることなく保有している方が対象。継続保有期間3年以上の株主は、毎年1月末日および7月末日現在の株主名簿に同一株主番号で連続して7回以上記録され、その全ての基準日(1月末・7月末)において各区分の最小株式数(200株、500株または1,000株)を下回ることなく保有している方が対象
最新情報は企業HPからご確認ください

コメント

 第10位はスキンケア用品が主力の化粧品メーカー・アクシージア。

 同社の優待は今回7月末から、従来の100株で3,000円相当の自社製品から、優待獲得に必要な保有株数が200株(投資金額19万6,400円)以上に変更になります。

 優待内容も、7月末に200株保有で同社のオンラインショップで利用できる優待券6,000円分の贈呈に変更されます。

 継続保有期間による優待も新設され、200株を1年以上継続保有すると優待券が7,500円分、3年以上継続保有すると9,000円分に増額されます。

 高額な化粧品系優待ということもあり、日ごろからスキンケア商品を使う女性投資家には魅力的な優待といえるでしょう。

 同社は訪日外国人向けや中国での販売が収益源でしたが、コロナ禍や中国経済の落ち込みなどが響いて株価は低迷。

 2024年7月期も大幅な減益予想ですが、今後のインバウンド需要や中国販売の回復を見込んで株価は底打ち反転中です。