今週の指標:ドル/円

 米国では、FRBが5月3~4日に金融政策を協議するFOMCを開きます。0.5%の大幅な利上げに踏み切り、インフレを抑えるために物価安定の回復に向け強い意志を示すとみられています。

 29日(金)にすでに年初来高値(円安)を更新しており、5月3~4日のFOMCでの発表を織り込んでいるものと思われますが、その後のさらなる強い利上げが示されれば、もう一段のドル買いの可能性があります。

先週の動き

 先週は、週の半ばまでは127~129円の間のもみあいが続いていました。しかし、28日(木)の日銀の金融政策決定会合で金融緩和の政策を継続することが決定されると、日米金利差の拡大が意識され、ドルが買われる動きとなりました。

 28日(木)の米国市場では、一時131.23円までドルが買われ年初来高値を更新しました。引け値は130.85円でした。週末の29日(金)はアマゾンの赤字決算を受けて、NYダウが1,000ドル近く下落しましたので、米国経済の減速を嫌気してドルも売られ129.85円で引けました。