“リスクの受け皿”、用途が広い貴金属投資
先週、貴金属相場は、4銘柄いずれも目立った値動きとなりました。今後、貴金属銘柄をポートフォリオに組み入れるためには、具体的にどのような投資商品に注目するとよいでしょうか。以下は一例ですが、関連する銘柄をピックアップしました。
図:貴金属関連の具体的な投資商品例
株式などを保有している場合、金を“リスクの受け皿”としてポートフォリオに組み入れることが有効な場合があります。
また、乱高下を伴いながら長期的に上昇傾向にあるパラジウム、長期的に安値水準にあるプラチナ、リスク発生時に注目される金、金に追随しながら時折価格変動が大きくなることがある銀、など、それぞれの特徴に着目し、貴金属だけでポートフォリオを組むアイデアもあると思います。
貴金属だけのポートフォリオでは、リスクを大きくとれる場合、パラジウムと銀の比率を高めにし、その次に金、プラチナをもっとも低めにする、リスクを取らない運用が良い場合、プラチナの比率を高めにし、その次に金を、銀とパラジウムの比率を低めにする、などのアイデアもあると思います。
株式などの他の資産の“リスクの受け皿”、貴金属だけで組むポートフォリオなどについて、次回以降、考察していきたいと思います。