米国経済予測と不景気到来の10のステップ
グッゲンハイムインベストメントは、今年の年初に2019~2020年の米国経済予測と不景気到来の10のステップを発表した。現在は3.まで進行中である。
- FRB利上げ停止
- 米国株式市場が新高値をとる
- 債務の拡大とレバレッジの拡大
- 労働市場のひっ迫からFRBが利上げを再開
- インフレ懸念で長期金利が3%台に上昇
- 利上げで設備投資や住宅投資が鈍化し消費も低迷
- 景気後退入り(2020年)
- スプレッド拡大でジャンク債市場が混乱
- 借入コスト上昇・ジャンク債のデフォルト率が上昇。
- 米国の政治的分断
以下のチャートはセントルイス地区連銀が発表している米国の失業率と景気後退期のグラフである。
米国の失業率と景気後退期(赤枠)
![](/mwimgs/3/c/-/img_3c9f94482cbcc707444e3c5d82e353a858614.png)
出所:セントルイス地区連銀
筆者は米国の失業率のデータから、米国の景気拡大期と縮小期のシグナルを発生させている。
米国の失業率と景気後退シグナル(1984年~2019年)
下段:サイドバー 赤:景気拡大期 青:景気縮小期
![](/mwimgs/1/8/-/img_18c9b83be4a90c3939ea4e9f1718cb7c40832.png)
上段:米国の失業率(青)
下段:サイドバー 赤:景気拡大期 青:景気縮小期
出所:石原順
下段:サイドバー 赤:景気拡大期 青:景気縮小期
出所:石原順