若年層の積立投資が増えている!

 世界経済の成長を味方につけた資産運用を検討するにあたっては、国際分散投資を中核にして「貯めながら増やす資産形成」を実践することが得策と考えています。

 実際、2019年に「老後資金2,000万円問題」が浮上して以降、国内でも多くの方々が「つみたて(積立)投資」の合理性を認識し、特に若年層や女性が資産形成を始めています。

 参考情報として、楽天証券における「つみたてNISA口座」開設者の属性(年齢別比率)を図表3で示します。20代は21.5%、30代38.2%、40代26.2%、50代11.3%と若年層の比率が増えており、50歳未満の方々が全体の約86%を占めています。

 また、男女別では女性の比率が40.3%と増加傾向となっています。男女を問わず若い世代で将来に向けた長期積立投資を始めることは、投資先進国と呼ばれる米国にキャッチアップする動きとして歓迎すべき事象だと思っています。

<図表3:若年層や女性のつみたてNISA口座活用が増加>

*楽天証券での「つみたてNISA口座」保有者の属性
出所:楽天証券2020年12月期決算説明資料より