自分が選べるリスク管理方法が「投資割合の決定」
今回の話の一番のカギは「投資割合は自己決定できる」ということです。
そしてそれは投資ウエートをコントロールすることで、資産全体のリスクをコントロールできるということです。
最初に説明をしましたが、マーケットのリスクは個人がコントロールできるものではありません。アセットクラスを組み合わせることで、分散投資理論にもとづきリスクを抑えることはできますが、その影響は限られています。
「投資をしない資金」をしっかり手元に確保することは資産全体でのリスクコントロールを個人が行う最大の手段なのです。
あなたがなんとなく資金のほとんどすべてを投資に回しているのなら、「投資割合」について改めて考えてみてほしいと思います。そして全体でのリターンやリスクを考えるようにしてみたいものです。