ワイドなレンジとボラティリティがいつまで続くのか?

 米著名投資家のラリー・ウィリアムズは、現在の株式市場の常軌を逸したボラティリティについて、

「最大の疑問は、ワイドなレンジとボラティリティがいつまで続くのか、と言うことです。その回答を求めて過去データをチェックしました。1998 年までさかのぼり、何週間、平常に戻るまで掛かったのか調べました。過去 20 年間、パニック売りのあと平常に戻るまで約 8 週間かかっています。2週間前から 8 週間をカウントすると、残り 6 週間で平常に戻るでしょう」

 と、今週月曜日のラリーTVで述べている。

パニック売りは何週間でおさまるのか?

出所:ラリー・ウィリアムズの週刊マーケット分析(ラリーTV)2020年3月23日 ラリー・ウィリアムズおよび国内代理店パンローリングの掲載許可をとって掲載。

 ボラティリティジャンプは平均8週間程度だが、8週間で弱気相場が終了すると考えるのは短絡的だろう。米国株がピークから20%以上の下落となった「弱気相場」では、S&P500の弱気相場継続期間は平均で146日、NYダウ平均株価は平均で206日である。