ここにきて、FAANG(フェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)の自己陶酔的な上げ相場も変調をきたしているようだ。たった1日の相場でフェイスブックやツイッターが20%も下げたからである。

【米国株式市場はハイテク株の多いナスダック総合指数が1%強下落。短文投稿サイトのツイッターなどの銘柄が大幅に値下がりし、相場全体を圧迫した。ツイッターは20.5%急落。第2四半期決算は月間アクティブユーザー数(MAU)がアナリスト予想を下回った。不審なアカウントの削除を進めるなか、同社はユーザー数が今後も減少し続ける可能性があるとの見通しを示した。半導体のインテルは8.6%安。第2四半期決算は利益・売上高がともに市場予想を上回ったものの、利益率の高いデータセンター向け事業の売上高が予想に届かず、競合のアドバンスト・マイクロ・デバイセズにシェアを奪われているのではとの懸念が広がった。S&P500テクノロジー株指数は2%安と業種別で最も下げがきつかった。31日に決算を発表するアップル1.7%安。マイクロソフトは1.8%安、グーグルの持ち株会社アルファベットは2.5%安。交流サイトのフェイスブックが25日の決算発表でさえない業績見通しを発表したことでハイテク株への警戒感が浮上、「各銘柄とも盤石とはいえないとの懸念が広がり始めている」(インバーネス・カウンセル)。一方、オンライン小売のアマゾン・ドットコムは逆行高。4%上昇し最高値を更新した。第2四半期決算は、堅調なネット通販動向に加え、クラウドサービスへの需要拡大を追い風に39%の増収となり、利益は過去最高を記録した。】(7月27日ロイター「米国株、ナスダック1%超下落 ツイッター20%急落」)

 先週の木曜日のフェイスブックに続いて、先週の金曜日にはツイッターが20%超の下落をみている。相場の転換点は大陽線や大陰線が起点となることが多いので注意したいところだ。

フェイスブックCFD(日足)標準偏差ボラティリティトレードモデル

上段:ボリンジャーバンド(21)±0.6シグマ
中段:ADX(14)・標準偏差ボラティリティ(26)
下段:売買シグナル 買いトレンド=グリーン・売りトレンド=オレンジ
出所:パンローリングカスタムチャート

ツイッターCFD(日足)標準偏差ボラティリティトレードモデル

上段:ボリンジャーバンド(21)±0.6シグマ
中段:ADX(14)・標準偏差ボラティリティ(26)
下段:売買シグナル 買いトレンド=グリーン・売りトレンド=オレンジ
出所:パンローリングカスタムチャート