再来年2023年の世界景気はどうか?

 少し早すぎるのですが、2023年の景気についても考えます。景気は循環するということを前提に、2022年とは明暗が逆転する可能性があると考えています。

 今、世界景気はコロナショックからの回復で好調です。私は、世界景気は2022年まで好調を保つと予想しています。ただし、その場合、2023年には世界景気が失速する可能性が高まります。景気は循環します。いつまでも好景気が続くことはありません。コロナ後の回復もいつか息切れし、景気が失速する時が来るはずです。それが、2022年でないならば、2023年になる可能性があるということです。

 逆に、2022年に世界景気が想定外の悪化局面を迎えた場合は、2023年は回復局面になると思います。世界景気が悪化すると必ず「バブル崩壊」という話が出ます。2001年ITバブル崩壊、2008年リーマンショックのように、後から振り返ると、循環的な景気悪化局面にすぎないのに、その時は「バブル崩壊」と言われるので、不況がいつまでも続くイメージが広がります。それでも、いつか必ず回復局面が来ます。

 まとめると、2022年が良ければ2023年は悪化、2022年が悪ければ2023年は回復となる可能性があると考えています。「冬来りなば春遠からじ」「夏来りなば冬遠からじ」、乱高下を繰り返す相場に翻弄されることなく、長期的スタンスでじっくり資産形成を進めていくことが必要です。