日本株は、長期的な資産形成を図るに適格な投資対象と考えます

 今日は、日経平均株価の長期見通しについて書きます。私は、乱高下しつつも、令和時代最初の10年、日経平均は上昇トレンドが続くと考えています。保守的な前提に基づき、年率4%程度の上昇が続くと仮定すると、10年後の日経平均は3万4,000円と試算されます。

 日経平均は世界景気の変動に伴って激しく乱高下するので、日経平均に連動するインデックスファンドに投資していると落ち着かないと思う方もいらっしゃいます。増やすことよりも減らさないことを第一に考える方が多い結果、日本の家計の金融資産は、過半が利息をほとんど生まない現預金に眠っています。

家計の金融資産1,835兆円の保有状況:2019年3月末時点

出所:日本銀行「資金循環統計」より作成

 ただし、現預金に巨額の資金を眠らせておくのは、もったいないと思います。リスクを負い、リスクを適切に管理しながら日本株に投資していくことは、長期的な資産形成に寄与すると思います。日経平均インデックスファンドに積立投資(たとえば毎月1万円ずつ)していくことも、有効な選択肢と考えます。