動かない相場でどうやって収益を上げるか!?

 セミナーに行くと、「こんなに動かない為替相場でどういう売買をしているのか?」と、聞かれることが多い。

 2018年以降の売買でうまくワークしているのは、ユーロ/ドルの『フィルター付きの逆張り売買』である。これはストキャスティクスを使った逆張り売買だが、どういうフィルターが付いているかというと、「相場が200日EMA(指数平滑移動平均線/Exponential Moving Average)を下回っている局面では押し目買いを休止、一方、相場が200日EMAを上回っている局面では戻り売りを休止する」というものだ。筆者はフィルターに200週EMAを使っているが、200週のSMA(単純移動平均線)を使っても差し支えないだろう。

ユーロ/ドル(日足) フィルター付逆張り売買シグナル

出所:石原順

 2019年11月2日(土)の投資戦略フェア大阪(楽天FX協賛)では、「昨今の動かない為替相場でどうやって収益を上げるか」を具体的かつ実践的に説明したい。そして、そのための道具(売買ツール)である楽天MT4のインディケーターとテンプレートを投資戦略フェア参加者にプレゼントします。

ユーロ/ドル(日足) 売買シグナル付き逆張りインディケーター

出所:楽天MT4・石原順インディケーター

豪ドル/ドル(日足) 売買シグナル付き逆張りインディケーター

出所:楽天MT4・石原順インディケーター

 逆張りは相場に逆らってポジションをとる売買手法であり、ストップロスを置かないと大きな損失を被る可能性がある。それらに十分留意したうえで、逆張り指標を使っていただきたい。あらかじめストップ注文を置いておくか、最悪でも「間違ったと思ったら直ちに損切りすること」が重要である。