大きな流れの発生はドル/円の三角もちあいブレイク待ち

 米著名投資家のラリー・ウィリアムズは、今週のラリーTVで、「日本円通貨先物ですが、セットアップしていないので、ここしばらくの間、全く手を出していません。 どうもまだ待ちが続きそうです。全くこれと言ったセットアップはなく、ポジションをとるのが難しくなっています」と、述べている。短期トレーダーのラリー・ウィリアムズでも、ドル/円相場は難しいということだろう。

ラリー・ウィリアムズの日本円通貨先物予測
*日本円通貨先物 上昇=円高・下落=円安

出所:ラリー・ウィリアムズの週刊マーケット分析(ラリーTV)2019年10月28日 ラリー・ウィリアムズおよび国内代理店パンローリングの掲載許可をとって掲載

『隠れQE』はドル安(通貨安)要因だが、それによって株価のバブルが延命するので、ドル/円相場はレンジ内の動きにとどまっている。相場に大きな方向性が発生するには4年にわたる三角もちあいを明確にブレイクする必要があるだろう。

ドル/円(週足)三角保合(もちあい)と波動カウント

出所:石原順