方向転換の9月の始まりと「28」の経済的な不吉の予兆

 ゼロヘッジの2019年9月3日の記事に、「28 Signs of Economic Doom as Pivotal Month of September Begins(方向転換の9月の始まりと28の経済的な不吉の予兆)」というのが載っていた。9月以降、投資家は何に注視すべきかが書いてある。相場で大切なことは、目先の売り買いよりも長期的思考であろう。

 以下は「28」の経済的な不吉の予兆である。

9月以降、投資家は何を注視すべきか?

#1 直近では米国と中国は痛みを伴う新しい関税で互いに平手打ちしあい、貿易戦争はまったく新しいレベルに引き上がった。

#2 JPモルガンチェースは、貿易戦争による「平均的な米国の家庭」への影響は年間1,000ドルと予測している。

#3 イールドカーブの反転は、1950年代以来、米国のあらゆる不況に先行しており、それが再び起こったという事実は、最近ウォールストリートが過剰に反応している大きな理由の一つだ。

#4 米国の消費者心理はこの7年間で最大の低下をした。

#5 米国住宅ローンのデフォルトは、前回の金融危機以来、最も速いペースで上昇している。

#6 150万ドル以上の価値がある高級住宅の売り上げは2019年第2四半期に5%減少した。

#7 2009年9月以来、米国の製造業セクターは初めて縮小した。

#8 Cass Freight Index(北米の物流量を示すインデックス)は何カ月も下落している。CNBCによると、「5月の6%の減少、6月の5.3%の減少に続いて、7月は5.9%減少した」とのこと。

#9 2019年第2四半期における米国の国内総投資額は5.5%減少した。

#10 米国の製油所での原油処理は、前回の不況以来、最も落ち込んだ。

#11 銅の価格は、多くの場合、経済の先行指標であり、過去6カ月で13%下落している。

#12 経済危機が来そうなときは、投資家はしばしば貴金属に群がる。5月以降、金の価格が20%以上上昇していることは注目に値し、非常に興味深い。

#13 婦人服小売店Forever 21は「破産保護申請間近」と報道されている。

#14 シアーズとKマートが今年末までに「さらに100店舗ほど」を閉鎖するようだ。