元祖シェアリングエコノミー「リース業」に最高益更新多い

 リース・レンタル業は、早い時代から、さまざまな物を共同利用(シェア)する仕組みを作っていたと言えます。リース業には、地味ながら最高益を更新する企業が多数あります。

 カーシェアリング第2位で、レンタカー大手のオリックス(8591)にも注目しています。カーシェアおよびレンタカー事業の拡大が期待できます。ただし、オリックスは、ノンバンクの複合経営企業で、自動車事業はたくさんある事業の中のひとつに過ぎません。リース事業が安定収益の核となっています。オリックスの投資魅力は、予想配当利回りの高さ(4.7%:9月11日市場予想)と、海外事業の成長期待です。

 地味な成長企業として、東京センチュリー(8439)にも注目しています。みずほFG系のリース会社で伊藤忠とも連携しています。成長分野と位置づけるスペシャルティ事業、国内自動車リース、国際事業で収益拡大が期待されます。今期(2020年3月期)経常利益は会社予想ベースで3.1%増の890億円を見込みます。小幅増益ながら、11期連続の最高益となる見込みです。

 リコーリース(8566)三菱UFJリース(8593)も小幅に最高益更新を続けています。

 

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