ここからのドル/円相場をどう見るか?
ここからのドル/円相場をどう見るかだが、ADX(14)と標準偏差ボラティリティ(26)の2つの指標がピークアウトして(天井をつけて)、一緒に下落している過程の相場は方向性のないランダムな相場である。
筆者はADX(14)と標準偏差ボラティリティ(26)の2つの指標が一緒に上昇して買いトレンドか売りトレンドが発生するまでは、109~111円をコアレンジとするランダムな展開を予想している。
ドル/円(日足)順張りの標準偏差ボラティリティトレードモデル
オプションボラティリティやATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)もいったんピークアウト感が出ており、現在の相場は次のトレンド待ちといった状況にある。
ドル/円(日足)オプションボラティリティとATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)
ラリー・ウィリアムズの日本市場分析
米著名投資家ラリー・ウィリアムズは短期的には日経平均もドル/円も原油も上昇するとみているようだが、戻したところはテクニカル分析に従って戻り売りを考えているようだ。
●ラリー・ウィリアムズの日経平均サイクルフォーキャスト(1)
●ラリー・ウィリアムズの日経平均サイクルフォーキャスト(2)
※注:赤線のサイクルは転換ポイントを示すもので、相場の上げ下げの強弱は関係ありません。
日経平均と連動性が高い円相場や原油相場に対しても、ラリーは中期的に円高・原油安を想定しており、日経平均、ドル/円、NY原油先物に関しては短期的には戻りがあるとみているようだが、基本的には戻った局面での逆張りを狙っていると思われる。