ゼロ金利が長期化するなか、予想配当利回り4%超の大型バリュー株の価値は高い
世界景気の回復を映して、米国の長期金利は上昇して1%を回復しました。それでも、4~5年前の金利水準から見ると、大幅に低くなっています。金利のジャパナイゼーション(日本化)が世界で進みました。その日本ですが、長期金利はゼロに張り付いたままで、当分上がることはないと思います。
これだけ金利が低下してしまうと、債券投資で高い利回りを得るのは、困難になりつつあります。そんな環境下、注目されるのは、日本の大型優良株の予想配当利回りの高さです。4%を超えるものが多数あります。
財務内容が良好で、収益基盤がそこそこ堅いと考えられる、以下のような高配当バリュー株に積極投資していって良いと判断しています。
投資の参考銘柄:大型バリュー株5選
コード | 銘柄名 | 配当利回り | 1株当たり配当金 | 株価1月27日 |
---|---|---|---|---|
8306 | 三菱UFJ FG | 5.2% | 25.0 | 477.7 |
2914 | 日本たばこ産業 | 7.3% | 154.0 | 2,107.0 |
8058 | 三菱商事 | 4.9% | 134.0 | 2,745.5 |
4502 | 武田薬品工業 | 4.8% | 180.0 | 3,767.0 |
8766 | 東京海上HD | 4.4% | 235.0 | 5,358.0 |
出所:配当利回りは、1株当たり年間配当金(会社予想)を1月27日株価で割って算出。日本たばこ産業は2020年12月期、他は2021年3月期 |
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