動かない為替相場でどうやって収益を上げるか!?
昨日はパウエルFRB議長の議会証言を受けて、外為市場ではドルが全面安となった。外為市場ではじりじりとドル安が進んでいるものの大幅な動きはなく、嵐の前の静けさのような状況だ。こうした中、ドル/円もユーロ/ドルも逆張りシグナルがワークしており、主要通貨でどうにかトレンドが出ているのはポンド/ドルくらいである。
ドル/円(日足)と<逆張り>シグナル
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ユーロ/ドル(日足)と<逆張り>シグナル
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ポンド/ドル(日足)と<逆張り>シグナル
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ポンド/ドル(日足)と<順張り>シグナル
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2019年5月30日のレポート「動かない為替相場でどうやって収益を上げるか!?」で取り上げたユーロ/ドルとポンド/ドルの『フィルター付きの逆張り売買』を筆者はずっと続けているが、この売買手法は悪くない成績だ。
これはストキャスティクスを使った逆張り売買だが、どういうフィルターが付いているかというと、「相場が200日EMA(指数平滑移動平均線/Exponential Moving Average)を下回っている局面では押し目買いを休止、一方、相場が200日EMAを上回っている局面では戻り売りを休止する」というものだ。筆者はフィルターに200週EMAを使っているが、200週のSMA(単純平均)を使っても差し支えないだろう。