為替市場のテクニカル分析
ドル/円相場はADXと標準偏差ボラティリティがピークアウトして以降、横ばい調整相場となっている。終値での21日移動平均線の攻防戦が続いているが、相場に方向感はなく次のトレンドの発生待ちである。
ドル/円(日足)標準偏差ボラティリティトレードモデルと順張りシグナル
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ユーロ/ドル相場は昨年2018年6月以降、長期にわたってトレンドレスなレンジ相場が続いており、順張りをしても収益が上がらない相場となっている。下のチャートの青丸が順張りシグナル、赤丸が逆張りシグナルだが、順張りはほとんどワークしていない。
ユーロ/ドル(日足)ATRチャネルモデルと逆張りシグナル
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ポンド相場は市場の注目を集めているものの、取引参加者は「投げと踏みの応酬」となっており、ポジションの偏りと損切りだけが相場を動かしているという状況だ。
ポンド/円(日足)ATRチャネルモデルと逆張りシグナル
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シカゴIMMの通貨先物市場が限月交代となり、そろそろ動意が出てきてもおかしくない日柄だが、まだ為替市場はレンジ相場を離れる気配はない。まだ少し先の話だが、ボラティリティ(変動率)の上昇は4月2週から5月の10連休あたりになると思われる。