NYダウ(日足)
![](/mwimgs/5/4/-/img_5408b1572eaa85e937a18bec4b61aaf279333.png)
下段:21日ボリンジャーバンド±0.6シグマ(緑)
出所:石原順
NYダウ(週足)
![](/mwimgs/0/b/-/img_0b01172bf85e5f7957c8de94e2950cf869810.png)
下段:21週ボリンジャーバンド±0.6シグマ(緑)
出所:石原順
しかし、今後はインフレ指標・賃金・金利の上昇に注意を払うべきだろう。米長期金利が2.64%を超えてきたときに、現状のゴルディロックス(適温)相場に変化が現れ、4%超えで株式市場に危機が起こると言われているが、先週、米国の長期金利は2016年の金利高値2.64%を超えてきた。
米10年国債金利(週足)
![](/mwimgs/0/6/-/img_06ea03520703a7b67773539f2fccb4bb63030.png)
下段:21週ボリンジャーバンド±1シグマ(緑)
出所:石原順
レーガノミクスの時代の米国の負債は1兆ドル(110兆円)だった。それがトランプノミクスの今は20兆ドル(2,200兆円)に達している。負債と金融バブルが今の世界景気を支えているのである。ゴルディロックス相場はまだ続きそうだが、この状況でインフレ率や金利が上がるとどうなるかを、そろそろ視野に入れておくべきだろう。
世界信用市場の総債務残高(1950~2015)
![](/mwimgs/7/0/-/img_7020abf06b1dc1ffae1521c360504115199683.png)
データは2015年までだが、それ以降も世界信用市場の総債務残高とその対世界GDP比は著しい上昇をみせている。事実、総債務残高の対GDP比は2007年のピーク時よりもさら に50%近く増えた。