今週の重大イベント:2月1日にFOMC結果発表

 米ソフトランディング期待が今後も続くか、今週が正念場です。1月31日(火)~2月1日(水)に実施されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果次第で、ソフトランディング期待が続くかハードランディング不安が再燃するか、明暗が分かれます。

 FOMCの結果は2月1日(日本時間だと2月2日(木)早朝)に発表されます。「FRBが0.25%の利上げを行う」が現時点の市場コンセンサスです。12月の利上げ(0.5%)よりも利上げ幅が縮小するものの、利上げ停止とはならない見込みです。

 株式市場の注目は、FOMCの結果発表後に行われるパウエルFRB議長の記者会見です。3月以降の金融政策についてどのような示唆が出されるか注目されています。

 市場のコンセンサスはおおむね以下の通りです:「0.25%くらいの利上げが2月1日に次いで3月も行われる可能性があるが、その辺りで利上げは打ち止めとなる」「年後半には利下げの可能性もある」。

 パウエル議長より、市場コンセンサスよりもハト派寄りのメッセージが出てくれば、米国株は好感して一段高となる可能性があります。

 ただし、コンセンサスと比べて、タカ派(利上げに積極的・利下げに否定的)寄りメッセージが出されると、ハードランディング不安が高まり、株式市場はショック安となる可能性があります。

 2月1日のFOMC結果次第で、株式市場が大きく動く可能性があります。