今年10~12月の日経平均は今のところマイナスだが、米国株にやや過熱感

 今年10~12月の日経平均は、狭いレンジで膠着(こうちゃく)しています。12月27日時点でみると、10~12月の日経平均はマイナス2.6%です。「10~12月が強いと1月は下がる」というアノマリーがあるものの、10~12月がマイナスなので、来年1月を警戒する理由とはなりません。

 ただし、米国株を見ると、少し不安があります。世界中の投資家が、資金を米国株に集中してきているため、以下の通り、米国株にはやや過熱感があります。

NYダウ・S&P500・ナスダック総合指数の動き:2019年末~2021年12月23日

出所:QUICKより作成、2019年末の値を100として指数化

 米国株にやや過熱感があり、もし1月に米国株が反落すると、つられて日本株も売られる懸念が生じます。