人気トップ10の、四半期業績の推移をチェック

 コロナ危機の直撃を受けた2020年3-5月の業績は、西松屋チェーン以外は、発表になっていません。ただし、その前の2019年12月-2020年2月の業績は発表済みです。2月には、コロナ危機の影響が出始めていますので、コロナ危機の影響について考える、重要な判断材料です。以下をご参照ください。

8月優待人気トップ10、四半期別の営業利益推移:2019年3-5月期~20年3-5月期

人気順位 銘柄名 19年3~5月 19年6~8月 19年9~11月 19年12月~20年2月 20年3~5月
1 イオン 277.5 585.8 167.6 1,124.5 NA
2 ビックカメラ 53.5 49.4 42.5 34.2 NA
3 吉野家HD 10.4 18.9 -0.5 10.4 NA
4 クリエイト・レストランツHD 28.2 14.7 5.3 -13.4 NA
5 コメダHD 19.4 20.0 19.7 19.7 NA
6 高島屋 77.5 56.8 68.4 53.2 NA
7 西松屋チェーン 25.2 -2.9 6.8 -10.0 36.7
8 明光ネットワークジャパン -6.5 8.8 3.3 9.5 NA
9 ライトオン -0.6 -16.9 -0.1 1.5 NA
10 ユナイテッド・スーパーマーケットHD 15.1 12.2 19.6 46.7 NA
出所:日経QUICK
注:営業利益は単位は億円。各四半期(3カ月)分のみ、小数点2位以下四捨五入、赤字は赤で表示

 クリエイト・レストランツは、2019年11月-20年2月が営業赤字になりました。3-5月の業績がどうなっているか、慎重に見極める必要があります。西松屋は、11月-2月が営業赤字ですが、3月以降、業績はとても好調で、積極的に投資して良い銘柄だと判断しています。

 イオンの四半期営業利益が2019年11月-20年2月だけ大きくなっていることが目を引くかもしれませんが、これは同社にとって例年続いている季節性です。イオンは長期投資で、投資妙味が大きいと判断しています。

 今日のレポートはここまでです。まだ、私の投資判断を述べていない銘柄もありますが、人気トップ10銘柄に対する、私のアナリストとしての投資判断をそろってお届けするのは後日、3-5月の決算が発表済みになってからとします。よろしくお願いします。