個人投資家は波乱相場とどう向き合うべきか?

Q:今回の急落で学んだことはありますか?

A:「ここが買い場だ!」と嬉々として発信するのは控えたい、と感じた

「ここが買い場だ!」というようなことを嬉々として発言したり、発信したりするのは控えたい、ということを感じましたね。

 私と同じように長くコツコツ投資してきた人の中には、経済環境の急変で止むを得ず、後ろ髪を引かれながら、投資してきた資産を現金化しなければならない人もいると想像します。そうした人のお気持ちを想像すると…。

Q:今後、コロナ・ショックが収束する過程で注目していることはありますか?

A:復興を支え、幸せの分母を増やす企業に投資したい

 平常時に戻っていく過程で、その「復興」を支えるのは企業だと思います。幸せの分母を増やしてくれるような会社を選び出して投資してくれるファンドマネジャーや投信会社に期待しています。

 投資先との関係に注目するいい機会になるという意味で、アクティブファンドにとっては大きなチャンスかもしれないな、と感じています。

Q:今回の波乱相場で動揺している初心者に、伝えたいメッセージをぜひ!

A:投資先がきちんと価値を創り出している会社ならば、いずれ、市場から正当な評価を与えられるはず

 株価は市場の評価に過ぎません。今、自分が投資している、お金を託している投資先がどんな事業活動を行っているのか。その会社は、その活動は、価値を創り出しているのか。幸せの分母を増やしてくれているか。そこに注目してください。

 きちんと価値を創り出している会社は、いずれ、市場から正当な評価を与えられるはずです。そうした会社と関係を持つ、オーナーとなることこそが、投資家の役割であり、機能であり、責任である、と私は考えています。

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