ドル/円、4年にわたる三角保合を週足・月足で上抜け
世界中が金融緩和に向かっているなかで、2国間の国債の交換レートである為替市場は久しく動意がなかった。しかし、1月からようやくユーロ/ドルの相場が動き出し、ドル/円も昨日の高値ブレイクアウト相場で一気に動き出した。筆者が相場の動く範囲を観測するのに使っているATRチャネルのユーロ/ドルとドル/円の日足チャートをみると、為替相場はもちあいのレンジから逸脱したことがうかがえる。
ユーロ/ドル(日足)
ドル/円(日足)
足元の動きで特筆すべきは、ドル/円が4年にわたる三角保合(上値抵抗線)を週足・月足でも明確に上抜けたことだろう。ファイナンシャルアストロロジーの統計では水星逆行中(2月16日~3月9日)なので、今回の上値抵抗線抜けはダマシになるかもしれないとの声も聞かれるが、筆者はとりあえずストップロス注文を置いて、ドル/円相場に買いで参戦中である。
ドル/円(月足)上値抵抗線をブレイク!
ドル/円(週足)上値抵抗線をブレイク!
ドル/円(日足)上値抵抗線をブレイク!
ドル/円相場は基本的にNYダウ平均株価と連動しており、ドル/円相場がもう一段の上値をトライするためには、NYダウの上昇基調が崩れないことが条件となる。また、ドルインデックスが節目の100に接近しており、トランプ米大統領のドル高けん制発言にも注意が必要だろう。
NYダウ VS ドル/円(日足)
NYダウとドル/円は基本的に連動した動きとなっている
ドルインデックス先物(週足)
ドルインデックスが節目の100に接近中
企業秘密に属することなので詳細は述べられないが、下のチャートの青い丸でかこった部分が、大きなトレンドが発生する可能性のあるポイントである。相場に絶対はなくダマシも多いが、本日2月20日の終値でドル/円が111円台をキープ出来れば、しばらくは円安バイアスがかかりやすい相場展開となるだろう。
ドル/円(日足)
青い丸でかこった部分が、大きなトレンドが発生する可能性のあるポイント