景気停滞期を定義すべきと考える。2004年以降、3回ある

 景気後退期の定義を見直さないと、いつまでも景気後退がないままの拡大が延々と続くことになりかねないと思います。あるいは景気後退期に代わって、「景気停滞期」を定義する必要があると思います。

 内閣府が「景気拡大が続いている」と言っている期間の中で、2004年以降、3つの景気停滞期があると私は思っています。以下の通りです。

【1】 2004年7~12月:景気停滞期→当時「景気の踊り場」と言われた。世界的な景気停滞の影響で、日本の景気も停滞。
【2】2014年4~9月:景気停滞期→消費増税(5→8%)の影響で、消費が一時的に大きく落ち込んだ。
【3】2015年10月~16年3月:景気停滞期。資源安ショック・中国景気悪化の影響で、世界的に景気が停滞。