投資戦略フェア石原順講演(楽天FX協賛)と逆張りインディケーター

 上記に述べたように、相場はFRBのステルスQEで、業績相場ではなく、完全な金融相場へと向かっている。セントルイス地区連銀の金融ストレス指数を見ても、悪材料には目もくれないゴルディロックス状態が続いている。それが、バブル相場や金融相場の特徴である。

金融ストレス指数

出所:セントルイス地区連銀

 しかし、毎度のことだが、バブルは必ず崩壊しているのである。ドル/円相場も株が大きく下げないので、リスクオンの円買いになりにくい。株が安定しているうちはレンジ相場だ。

 だが、株が下がるたびにFRBが出てきて対策を打っていたら、米国の金利はゼロかマイナスに向かい、その反動でドル安がいつ襲ってきてもおかしくない。我々は現在、綱渡りをしているようなスタンスで相場に向き合っていることを忘れてはならない。

 現在の為替市場は大きなトレンドが発生していないので、逆張りをしている投資家が多いようだ。逆張りが機能(ワーク)していること自体、現在は大きな方向性のあるトレンド相場でないということである。

 下のチャートは、筆者の逆張りの「ATRチャネルトレードモデル」である。

ドル/円(日足)逆張りのATRチャネルトレードモデル

出所:楽天MT4・石原順インディケーター

ユーロ/ドル(日足)逆張りのATRチャネルトレードモデル

出所:楽天MT4・石原順インディケーター

 2019年11月2日(土)の「投資戦略フェアEXPO2019 in 大阪」で、楽天FXの協賛で筆者は講演をする。

 石原順セミナー来場者には、参加者特典として『お試し版(期間限定)』のMT4の売買シグナル付き逆張りインディケーターのプレゼントを予定している。下のチャートのフィルター付き逆張り売買モデルの楽天MT4版である。興味のある方は、ぜひ、参加していただきたい。

ユーロ/ドル(日足)フィルター付き逆張り売買の売買シグナル

出所:石原順