(3)7月16日約定分から、受渡日までの日数が1営業日短縮され、2営業日後に。7~9月の権利付き最終日に注意
7月16日(火)約定分から、受渡日までの日数が2営業日に短縮されます。7月12日(金)通常取引での約定までは、3営業日のままです。
何を言っているか、意味がわからない方のために、簡単に言葉の説明をします。
(約定日)=株の売買をする日
(受渡日)=株の買い手が株主になる日、株の売り手が株主でなくなる日
(営業日)=証券取引所が開いている日。土曜日、日曜日、祭日は含まれない
株を買ったら、すぐに株主になれると思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。株の売買結果に基づいて株主名簿が書き換えられるまでに、これまでは3営業日かかっていました。ただし、7月16日以降は、2営業日で済むようになります。
その結果、7月末、8月末、9月末に優待の権利が確定する銘柄の、権利付き最終日は、以下の通りとなります。従来よりも、1営業日だけ後ろになります。
2019年7月末基準の優待取りの権利付き最終日
2019年8月末基準の優待取りの権利付き最終日
2019年9月末基準の優待取りの権利付き最終日
9月30日に株主名簿に掲載されるためには、その2営業日前の9月26日(木)までに株を買う必要があります。そうすると、9月末の株主に与えられる配当金や株主優待を得る権利が得られます。
気をつけなければならないのは、9月27日(金)に買っても、9月末基準の配当金や株主優待を受け取る権利は得られないことです。9月27日を「権利落ち日」といいます。9月27日に株を買った場合、株主名簿に掲載されるのは10月1日(火)となります。9月末にはまだ株主名簿に掲載されていませんので、9月末基準の配当や株主優待は得られません。