フィボナッチのリトレースメントと価格帯別出来高
ドル/円は1月3日のフラッシュクラッシュ相場の安値104円から1月23日には109円99銭までリバウンドした。直近の下げ幅の61.8%に近いところまでの戻りである。しかし、ドル/円の週足の価格帯別出来高をみると、ここから上は上値が重くなりそうだ。
ドル/円(日足)フィボナッチのリトレースメント
ドル/円(週足)価格帯別出来高
シカゴ円通貨先物取引の投機筋のポジション
シカゴIMMの円通貨先物取引の投機筋のポジションをみると、昨年12月以降大幅な円高に見舞われたにも関わらず、投機筋の円売りポジションは歴史的高水準にとどまっている。円売りの回転が効いているなら問題はないが、円売りポジションを抱えた投機筋は評価損を抱えて我慢している状態だ。こういう環境ではドル/円相場の上値では戻り売りが出てくるだろう。