S&P495とビッグ5(2013年~2017年)※ビック5:アップル・マイクロソフト・アマゾン・グーグル・フェイスブック
「S&P500は2013年中旬以降、年率わずか6.1%に過ぎない。一方、ビッグ5指数は同期間に57.3%とべらぼうに高い評価をされている」
フェイスブック(日足) 標準偏差ボラティリティトレードモデル
ツイッター(日足) 標準偏差ボラティリティトレードモデル
グーグル(日足) 標準偏差ボラティリティトレードモデル
テスラ(日足) 標準偏差ボラティリティトレードモデル
ネットフリックス(日足) 標準偏差ボラティリティトレードモデル
ウォーレン・バフェットの現金ポジションは約12兆円
ウォーレン・バフェットのバークシャーハサウェイの現金比率は2016年以降上昇し、現在手元現金が1,090億ドル(約12兆円)に達している。投資するものがないので自社株買いをする(バフェットとしてはそれが一番安全だということだろう・・)と言っているが、次の危機に備えた動きだろう。バフェット指数(米国株式市場の時価総額の名目GDPに対する比率)が150%を超えている現状では、バフェットは少なくとも長期の買いポジションを持つ時期ではないという判断のようだ。
バークシャーハサウェイの現金ポジションの前回のピークは、金融危機直前の2007年末の433億ドルである。2008年にはリーマン危機の最中、ゴールドマンサックスの株を安く手に入れて大儲けしたが、2008年末の現金ポジションは255億ドルに減っていた。
ウォーレン・バフェットは暴落する前に株を売り、暴落すると株を買うという逆張り投資家だ。これは、なかなかできることではない。人間の心理に素直に従って投資行動をすると、暴落する前に株を買い、暴落すると株を売らざるを得ないというバフェットと逆の行動になってしまうのである。
独り勝ちの米株式市場だが、9月は米国株にとって鬼門の月である。歴史的にみると株のボラティリティが上がりやすいのは5月・9月・10月で、ボラティリティの上昇は株の下げにつながりやすい。1946年以降、9月のS&P500は平均で約1%下げている。注意すべきであろう。