かぶミニTMでできること

「かぶミニTM」ができて、私はとても喜んでいます。これで、私が25年間のファンドマネージャー時代にやってきたことを、皆さまにそのままお伝えできるようになったからです。

 私はファンドマネージャー時代、公的年金・投資信託・海外ファンドなど、1,000億円以上の日本株運用を担当してきました。その経験に基づいて、「私がもし今も日本株ファンドマネージャーだったらやりたいこと」を、この「3分で分かる」の月曜日から木曜日まで原稿で、レポートを書いて皆さまにお届けしています。

 ただし、いつも違和感を覚えていたことがあります。私は100億円以上のファンドを運用するときは、だいたい100銘柄くらいに分散投資していました。大型バリュー株(割安株)・小型グロース株(成長株)などに分散投資して、ベンチマーク(競争相手)であるTOPIX(東証株価指数)を大幅に上回るパフォーマンスをあげてきました。

 ところが、個人投資家の皆さまは、投資資金の制約があるため、日本株で100銘柄も保有できる人は、これまでほとんどいませんでした。120万円のNISA口座でも、5銘柄程度しか保有できませんでした。

 かぶミニTMで、1株単位で売買できるようになったことで、少額でも100銘柄への分散投資ができるようになりました。1株を1,000円で買える銘柄100銘柄に投資しても、必要資金は10万円だからです。10万円くらい用意できれば、私がやってきたポートフォリオ運用ができるようになります。

 

 今日は、皆さまに「かぶミニTM」を使った、手作り「高配当利回り株ファンド」の作り方を解説します。米国で有名になった「ダウの犬」戦略を日本株に応用します。