とんでもない高値の買いを避けるには、成行でなく、上値に指値した方が良い

 今日中に、必ず買いたい銘柄には、成行で買いを入れるのが普通ですが、成行注文には、欠点もあります。高速取引が普及している今日、一瞬先に大量の成行買いが入って、板に出ている安値の売り物が全部取られてしまうこともあります。

 そうなると、一瞬後に入ったあなたの成行買い注文は、とんでもない高値で約定することになります。

 以下のような板のときは、要注意です。

B社株の取引時間中の板(いた)情報

 798円に1万2,600株もの買い注文が入っています。一方、売り指値は少ししか入っていません。下値の買い注文の一部が成行に変わると、見えている売り指値は全て取られて、あっという間に、株価が急騰することもあります。

 804円までならば買いたいが、それ以上、高値では買いたくないならば、成行ではなく、804円の指値で買いを入れるべきです。

 運よく、板が変わらなければ、801円で買えます。801円の売り物が先に取られても、804円の売りが残っていれば、804円で買えます。