テクニカルで見た12月の見通し
再び雲の下へ
一目均衡表で見た11月のBTC/USD相場
一目均衡表で見るとBTC相場は雲の上限を上抜け、3役好転の買いシグナルが点灯した。しかし、その直後にこのFTX破綻という想定外の事態が発生し、雲の下に下がってしまった。これで6月大底、11月反転シナリオは否定され、下降トレンドの継続が確認された。
しかし12月半ばには雲の下限が1万8,000ドル近辺まで下がって来るので、再び雲の中へ突入するか、もう一段下げていくのかの分岐点を迎える。
アノマリー的にも微妙
ビットコイン相場 月別騰落一覧
アノマリー的に強いと思われた11月は陰線となった。12月の騰落は6勝5敗とやや落ちる。今回の様に陰線から陽線に転じたが翌月陰線に転じた(陰-陽-陰)過去7回中6回がその翌月は陰線になっている。12月の相場は強気になり難い。
サイクル的にはボトムは近そう
BTC相場は半減期を基準にした4年サイクルを描く傾向がある。半減期後のピークからボトムまでの経過日数と下落率をみると、日数的には先月21日に付けた1万5,481ドルがボトムでも不思議はない。ただ下落率的には近いうちにもう少し1万ドル近くまでの下落の可能性を示している。
両者を総合すると、12月にもう一度下値をトライして、前回安値を更新するか、その直前にサポートされて、そこが大底になるというイメージか。
結論
上記を総合して、12月のBTC相場は底値を探る展開を予想する。11月の安値を更新するかしないかは微妙だが、いずれにせよ、12月か翌1月に今回のサイクルの大底を迎えると考える。