期日までに自分で手続きを行う必要がある

 ロールオーバーするには、ロールオーバーの申込受付期間中に、パソコンかスマートフォンのウェブサイトへログインして、手続きを行う必要があります。

 例えば、楽天証券ではスマホから口座にログインし、「商品・サービス」→「NISA・つみたてNISA」のメニュー画面から、ロールオーバーする商品を選択。本人確認書類画像をアップロードし、直接手続きを行うことができます。あるいは、パソコンまたはスマホのサイトで資料請求を行い、郵送で手続きを行うという方法もあります。

 ロールオーバーの申込締切日は金融機関によって異なります。締切日は年末よりも前に設定されているので、早めに確認して手続きを行いましょう。

 期日を過ぎる、あるいは何も手続きを行わないと、自動的に1.課税口座(特定口座)に移管されます。移管時に、購入したときよりも価格が上昇していればよいのですが、非課税期間終了時に購入時よりも値下がりしていた場合は注意が必要です。

 例えば、100万円で購入した投資信託が70万円に値下がりしていると、移管先の課税口座(特定口座)での取得価額は70万円になります。その後、評価額が100万円に戻ると、(実際には利益はでていないのに)70万円を起点として30万円増えたものとして課税されてしまうということもあるからです。