投資で資産づくりには「投資信託」という選択肢もあり

「投資したい企業が見つからない」または、「全くの投資初心者で、まずは手堅く始めたい」という方なら、投資信託もおすすめです。

 投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を、運用のプロであるファンドマネジャーが、国内や海外の株式、債券など、さまざまな商品に分散投資し、最終的にその運用の成果(利益)を、投資した人たちに還元するという仕組みの金融商品です。「ファンド」と呼ばれることもあります。

 投資信託のよさは、少額から始められること、自分で細かく調べる必要がなくプロに任せられること、そして、世界中のあらゆる資産がパッケージされていることです。特定の企業の株式を1銘柄だけ選んで投資するより、投資先が分散されているのでリスクを抑えることができるのも特徴です。

 今話題のつみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)や、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)も、原則として投資信託で運用を行います。

 資産づくりの第一歩として、検討してみてはいかがでしょうか。

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