日本の半導体関連株、騰落率ランキングTOP10

 図表4では、国内の主な半導体関連株(10銘柄)を年初来騰落率の降順にチェックしました。日本の半導体業界は、製造装置、試験装置、シリコンウエハー(部材)に関わる製品分野で国際競争力や市場シェアが高い企業が多いことが特徴です。

 図表4で示した全ての銘柄の年初来騰落率がTOPIX(東証株価指数)や日経平均より優勢です(13日時点)。「株価が上昇しているので買いにくい」との声もあります。

 参考までに、「トレンドは友(Trend is your friend)」、「相場は相場に聞け」、「続く流れに逆らうな」、「ついていくのが儲けの道」などトレンドフォロー(順張り)を説く相場格言もあることをご紹介します。

 コロナ禍が収束するまで、もしくはアフターコロナ(コロナ後)を見据えても、2021年の半導体関連株は業績好調で堅調が見込めそうです。WSTS(世界半導体市場統計)によると、2021年の世界半導体市場規模は前年比8.4%増の4,694億ドル(約49兆円)と過去最高を更新すると予測されています。

 相場反落時に半導体関連株がツレ安する場面では「押し目買いに分があり」と考えています。

<図表4:日本の主な半導体関連株(参考情報)>

*上記は参考情報であり、個別銘柄を推奨する目的のものではありません。
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2021年1月13日)

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