10月の売買代金ランキング

 前月末においても、マザーズ最強モメンタム株として君臨していたのがBASE。9月末時点の25日移動平均売買代金は135.5億円でしたが、10月末時点では197.9億円に、さらに増加。東証1部の上位10銘柄と肩を並べる流動性を維持しました。そのほか、2位のメルカリも、25日移動平均売買代金が約100億円に増加(9月末時点では79億円)。時価総額の大きい主力ネット株に関しては、海外に口座を持つヘッジファンドなどの関与率が高まっていたものと想像できます。

 売買代金上位では、HENNGE、マクアケ、弁護士コム、AIinsideなど主力ネット株は月間で大きく値上がりしています。それでもマザーズ指数が月間でマイナスに転じたのは、指数ウエイトの低い個人投資家の人気銘柄の下げが非常に大きかったため。売買代金上位でいえば、ジーエヌアイやアンジェスなどバイオ株のほか、rakumo、トヨクモなど直近IPOの多くが、株価の安値割れに伴って売りが売りを呼ぶ展開になりました。

市場 コード 銘柄名 10月末
終値
時価総額
(億円)
売買代金
25日移動平均値
(億円)
月間
騰落率
東証マザーズ 4477 BASE 11,240 2,433 197.9 2.2%
東証マザーズ 4385 メルカリ 4,400 6,890 99.8 -9.3%
東証マザーズ 2160 ジーエヌアイ 1,800 783 96.3 -51.9%
東証マザーズ 4475 HENNGE 7,600 1,216 77.6 12.6%
東証マザーズ 4479 マクアケ 11,820 1,379 75.0 11.3%
東証マザーズ 6027 弁護士コム 13,850 3,083 65.4 23.9%
東証マザーズ 4488 AIinside 58,300 2,206 59.2 32.3%
東証マザーズ 3998 すららNT 6,040 389 57.2 -13.5%
ジャスダック 2484 出前館 3,080 2,633 56.2 10.7%
東証マザーズ 4485 JTOWER 7,280 1,498 55.1 31.9%
東証マザーズ 7779 サイバダイン 714 981 51.8 37.8%
東証マザーズ 4480 メドレー 5,830 1,762 50.5 15.7%
ジャスダック 3776 ブロバンタワ 432 260 47.2 3.6%
東証マザーズ 4051 GMO-FG 18,200 719 46.4 64.0%
東証マザーズ 4563 アンジェス 1,090 1,341 45.8 -24.7%
東証マザーズ 4478 フリー 8,240 3,999 40.0 3.6%
東証マザーズ 4060 rakumo 2,325 128 39.5 -32.5%
東証マザーズ 4436 ミンカブ 2,522 347 36.9 19.0%
東証マザーズ 3923 ラクス 2,067 3,746 35.1 9.7%
東証マザーズ 4058 トヨクモ 4,980 252 31.9 -40.0%