【参考】 裁定買い残が3.5兆~4兆円まで積みあがれば、需給面から「売り」シグナルと判断

 裁定買い残が増加し、3.5兆円から4兆円に達すると、需給面からは売りシグナルと判断されます。外国人の投機筋が、日経平均先物を大量に買い建てている状態と判断されるからです。

 実際、以下の通り、過去の経験則では、裁定買い残高が3.5兆~4兆円に達したあと、日経平均は下落に転じていることが多かったと言えます。

<再掲>日経平均と裁定買い残の推移:2007年1月4日~2020年2月25日(裁定買い残は2月14日まで)>

(出所:東京証券取引所データに基づき楽天証券経済研究所が作成)

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