Q:ふるさと納税を満喫するコツは?

A:届くタイミングをしっかり考えて寄付すること!

 お米は、なくなるタイミングに合わせて次のお米が届くように、届くタイミングをしっかり考えて寄付をしています。普段、よく使う豚肉は、定期便にして常にストックを用意しています。うまくつながらずに、本来、ふるさと納税で賄えるものをスーパーで買うと、残念な気持ちになってしまうようになりました(笑)。

 また、年間計画という点では、毎年楽しみにしているのが静岡県のとある個人農園のイチゴ。その量と美味しさが大人気で、すぐに受付終了となってしまうため、「11/1 イチゴ受付」と手帳が新しくなる度に書いて、忘れないようにチェックしています。

 また、ふるさと納税は年収、家族構成などで寄付できる額が違います。いくらできるか把握する事で、何からもらおうか?どんな使い道に寄付したいか? 優先順位をつける事ができるので、まずは上限額を知る事から始めましょう。また、年末に駆け込む場合、同時期に届き冷凍庫に入らなかったり、申し込みが集中して品切れが多くなります。なるべく物が一番そろっている期間に寄付すると効率的だと思います。

 

Q:2019年のふるさと納税ライフの感想は?

A:法改正で還元率が統一され、自治体の取り組みにも変化が!

 なんといっても、法改正により還元率が3割に統一された事が大きな出来事です。寄付者としては1万円の寄付でいただいていた返礼品が1万5,000円に値上がりするなどの影響がありました。

 しかし一方では、横並びになった事で「量」よりも「質」や「おもてなし度」などの比重が大きくなってきたことは、寄付者にとっても自治体にとっても、制度の良さを理解し、長く続けられる制度に舵を切れたため、よかったのではないかと思っています。

 また、私自身では、インスタグラムなどでふるさと納税に関する情報を発信することで、これまで接点のなかった自治体、生産者、事業者などと知り合うことができました。どうしても、普段から馴染みのある食べ物や有名な自治体への寄付に偏りがちですが、自ら発信して制度を活用しようとしている自治体などを知ることができたのも、2019年の大きな収穫です。