CASE 05:自治体と組んでイベントや試食会を企画!くみくみさん

▼Profile

平和な専業主婦だったが、ふるさと納税の魅力にドハマリし、今や自治体からも頼りにされる[ふるさと納税コーディネーター]的な活動を行う、ふるさと納税のプロフェッショナル。自治体へのアドバイスや試食会などのイベント開催など、手広く活動しながら、ふるさと納税の魅力を全力で広げている。人気ブログ『くみくみのふるさと納税返礼品の記録』を運営。

Q:ふるさと納税を始めたきっかけは?

A:夫の勧めで、半信半疑で始めました!

 最初に始めたのは夫で、私はふるさと納税に関しては最初あまり関心がなく、遠い存在でしかありませんでした。しかし、夫から「手続きはするから、欲しい返礼品を選んでいいよ」と言われ、恐る恐る選んだのは「米子市のどら焼き」です。制度について全く理解しないまま、単純に食べたいものを選んだだけだったので「本当に返礼品が届くのか? そんなおいしい話はあるのか?」と、狐につままれたような気持ちで待っていました。  

 しかし、届いて箱を開けた瞬間、ずらりと並んだどら焼きに圧倒され「寄付したらホントに届いた! こんないい制度はない!」と感動がスパーク(笑)。それ以来、欲しい返礼品から、そうじゃない返礼品まで、暇さえあればサイトを熟読するようになりました。

 そのうち、ふるさと納税関連のイベントにも足を運び、出展している自治体の担当者の方と親しく話すようになりました。その時「もうちょっとこうしたらいいのに」「とてもいい名産品があるのだから、こんな返礼品を用意しては?」など、感想を伝えるうち、それを面白いと思ってくださった自治体の担当者の方から、「ふるさと納税のイベントの企画を手伝ってほしい」「講演に来てほしい」「こんな返礼品を考えているのだが、どう思うか?」など、意見を求められるようになり、自治体と組んで返礼品の試食会を企画したり、商品の見せ方などをアドバイスするように。私の提案で申し込みが増えたりファンが増えたとおっしゃってくださる自治体もあり、今や「ふるさと納税コーディネーター」のような仕事に発展しています。

Q:これまでの返礼品で忘れられないものは?

A:特産マンゴー、自治体からの神対応に感激!

 鹿児島県徳之島町に寄付をした際、返礼品でマンゴーが届いたのですが、運悪く、私が長期不在中に届いたため、手に入れた時にはすでに熟しすぎていました。不在期間を伝えていなかった私のせいなのに、後日、「熟しすぎていませんか? 美味しい物を食べてもらいたいので再送します」と自治体からの神対応! それ以来、徳之島町の大ファンになりました。 

 また、鹿児島県大崎町に寄付をした時、私が書いたメッセージに対して、自治体担当者さんからお返事をいただきました。返事がもらえるとも思わなかったのですが、その背景にある生産者さんの生活や思いが伝わってくるようなメッセージに、胸が熱くなりました。以来、返礼品への感動だけではなく、自然を相手にする農家さんや漁師さんに改めて感謝するようになりました。

1.どどーんと届いた豚肉! 小分けにしてあるので保存も楽ちん。自治体に、お届け方法などのアドバイスをしたことも。2.完熟マンゴーは、受け取りタイミングが悪く食べられなかったが、自治体から心のこもった対応をしてもらい、忘れられない美味に! 3.絶品ブルーベリーのジャム! 4.5.自治体と一緒に企画した返礼品の試食会。ふるさとの納税大好きなブロガー、寄付者さんを募集して、直接意見交換できる場を作り、自治体からも頼りにされている。

 

Q:ふるさと納税を満喫するコツは?

A:届くタイミングをしっかり考えて寄付すること!

 お米は、なくなるタイミングに合わせて次のお米が届くように、届くタイミングをしっかり考えて寄付をしています。普段、よく使う豚肉は、定期便にして常にストックを用意しています。うまくつながらずに、本来、ふるさと納税で賄えるものをスーパーで買うと、残念な気持ちになってしまうようになりました(笑)。

 また、年間計画という点では、毎年楽しみにしているのが静岡県のとある個人農園のイチゴ。その量と美味しさが大人気で、すぐに受付終了となってしまうため、「11/1 イチゴ受付」と手帳が新しくなる度に書いて、忘れないようにチェックしています。

 また、ふるさと納税は年収、家族構成などで寄付できる額が違います。いくらできるか把握する事で、何からもらおうか?どんな使い道に寄付したいか? 優先順位をつける事ができるので、まずは上限額を知る事から始めましょう。また、年末に駆け込む場合、同時期に届き冷凍庫に入らなかったり、申し込みが集中して品切れが多くなります。なるべく物が一番そろっている期間に寄付すると効率的だと思います。

 

Q:2019年のふるさと納税ライフの感想は?

A:法改正で還元率が統一され、自治体の取り組みにも変化が!

 なんといっても、法改正により還元率が3割に統一された事が大きな出来事です。寄付者としては1万円の寄付でいただいていた返礼品が1万5,000円に値上がりするなどの影響がありました。

 しかし一方では、横並びになった事で「量」よりも「質」や「おもてなし度」などの比重が大きくなってきたことは、寄付者にとっても自治体にとっても、制度の良さを理解し、長く続けられる制度に舵を切れたため、よかったのではないかと思っています。

 また、私自身では、インスタグラムなどでふるさと納税に関する情報を発信することで、これまで接点のなかった自治体、生産者、事業者などと知り合うことができました。どうしても、普段から馴染みのある食べ物や有名な自治体への寄付に偏りがちですが、自ら発信して制度を活用しようとしている自治体などを知ることができたのも、2019年の大きな収穫です。

Q:あなたが思う、ふるさと納税の魅力とは?

A:感動のストーリーと出会える制度!

 もちろん普通では手に入りにくい返礼品がもらえたり、絶品の特産品を満喫できるなど、返礼品が楽しみな制度なのですが、「台風の被害にあって絶望の淵にいた梨農家さんが、訳あり梨として出荷できた」というエピソードや、「ふるさと納税があったから私達は生きてこられた」と話していた陸前高田市の市長さんの言葉など、たくさんの感動に触れることができる制度です。

 ふるさと納税を合い言葉に、町が一つになった自治体、そんな感動のストーリーが全国各地にあります。ふるさと納税を通して、自分の心にふれるストーリーと出会えるのも、ふるさと納税の本当のパワーではないかと思っています!

 私自身の2020年の目標としては「役立ててもらうための寄付」と「楽しむための寄付」のバランスをとりたいと思っています。「お得」「物」「量」のキーワードだけではふるさと納税という画期的な制度がなくなってしまうのでは? という危機感を持っているので、「台風被害による訳あり果物」「被災した自治体や事業者さんのお品」など意義のある寄付をしようと思っています。

 またせっかくのいい制度なのに、自治体と寄付者の接点がまだまだ少ないと感じています。そのパイプ役、応援団長、アンバサダー…どんな呼び名がいいのかわかりませんが、両者をつなぐためにもっと活動を広げていきたいと思っています!

楽天ふるさと納税の[ふるさと納税ドキュメンタリー]。寄付の行方やふるさと納税にまつわるストーリーなど、知られざる事実を発信中!感動とドラマに出会えます!
 

Q:ちなみに…ふるさと納税以外に節税や投資はしていますか?

A:株主優待で割引券をゲット!

 マクドナルドの株を100株保有しており、株主優待で送られてくる割引券などをありがたく使っています。

 

ふるさと納税ファンの体験談を読む!

CASE 01:年間約150万円を寄付する美食ブロガー、azabu-lifeさん
ふるさと納税でもらった返礼品などを紹介するブログ「ふるさと納税&美食酒ブログ」を運営。返礼品に惹かれてふるさと納税を始めたが、寄付で地方を応援する、という趣旨を詳しく知って深く賛同。毎年、限度額ギリギリまで計画的に寄付をする、ふるさと納税のベテラン。
CASE 02:豪華グルメで”スネ夫ライフ”満喫中!クワさん
ふるさと納税ファンの同僚に、その楽しさ、返礼品のクオリティの高さをアツく語られ、こわごわ始めたらどっぷりハマったというクワさん。翌年からは限度額ぎりぎりまで計算機を叩いて寄付ライフを送るようになった。ドラえもんのスネ夫のように、リッチでゴージャスなグルメを楽しむ「スネ夫ライフ」を満喫中。
 
CASE 03:ご縁のできた土地へ、お礼の寄付!すずめさん
ワンストップ特例制度が開始された翌年の2016年に、家族が初挑戦。届いたしゃぶしゃぶ肉に感激して以来リピーターになった、すずめさん。家族で返礼品が届く時期をずらし、1年通じて楽しめるように計画している、家族ぐるみの「ふるさと納税ファミリー」
 
CASE 04:いつでも使える宿泊券や食事券を活用!namiyuyuさん

旅行、食べ歩きが大好き。人気ブログ『株主優待・ふるさと納税日記 namiyuyu』を運営するnamiyuyuさん。ふるさと納税も食事券や宿泊券の返礼品がもらえる自治体が中心。日本のあちこちに出かけて自治体の良さを体感する、体験型のふるさと納税ファン。株主優待や米国株も保有し、投資にも熱心。

 
CASE 05:自治体と組んでイベントや試食会を企画!くみくみさん

自治体からも頼りにされる[ふるさと納税コーディネーター]的な活動も行う、ふるさと納税のプロフェッショナル。自治体へのアドバイスや試食会などのイベント開催など、手広く活動しながら、ふるさと納税の魅力を全力で広げている。人気ブログ『くみくみのふるさと納税返礼品の記録』を運営。

 
CASE 06:リピーターになることで自治体を応援!ねもゆみさん​

料理上手な主婦、ねもゆみさん。ふるさと納税の返礼品で作る料理やお弁当をブログで公開中。気に入った返礼品をリピートすることで自治体が長くその生産品を作り続けられるように応援。人気ブログ『ねもゆみのふるさと納税+α』を運営。

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