アップル(AAPL)

出所:トムソン・ロイター(現地5月31日まで過去1年間)

 5位に入ったアップルですが、こちらは米中貿易問題の直撃を受けたという印象で、株価は直近大きく下落しています。一部アナリストは中国におけるiPhoneの売上予想を半分に切り下げるなど、アナリストの間でもやや慎重な見方が広まっているようです。
サービス関連の売上が好調となるなど、iPhone以外の分野が急速に成長しているアップルですが、中国問題が一段落するまでは、しばらく軟調な展開になる可能性があります。

今後の動向について

 5月下旬、というよりも大型連休明け、令和になってからの相場は終始、米中貿易問題が支配した感があります。追加関税にファーウェイ問題、そしてこれを書いている6月3日現在ではメキシコとの関税問題まで浮上してきましたので、しばらくは全体的に値動きの重い展開が続くのではないかと感じています。

 ただ、前述の通り、アマゾン・ドット・コムなど、中国向けの売上比率が非常に低いにもかかわらず、全体のマーケットにツレ安しているような銘柄も多くあるかと思いますので、独占禁止法の問題はあるものの、そうした企業が反発してくればマーケットの雰囲気もまた、変わってくるのではないかとも思います。

 また、今回特に注目したテスラですが、こちらについては7月の初めに4-6月の自動車販売台数を発表する見込みですので、ここでイーロン・マスクCEOの言うように、過去最高の販売台数を発表することが出来れば、以前の280~380ドルのレンジに戻ることもあり得るのではないかとも感じています。

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