AWSはIaaS型クラウドの老舗サービスと言えますが、そのシェアは50%を超えています(2017年分。米国調査会社ガートナー調べ)。IaaSとは、「Infrastructure as a Service」の略で、仮想サーバやネットワークなどのインフラをネット経由で提供する形態を指します。

 調査会社Gartnerによると、2019年のIaaS型クラウドの世界市場は前年比30%増の529億ドルとなる見通しです。企業のクラウド活用が進む中、割安感のあるIaaS型の市場規模は今後も拡大する見通しです。

IaaS型パブリッククラウドの世界市場推移

単位:億ドル
出所:Gartnerより楽天証券作成

 

株価見通し

 米国の郵政公社料金が値上げをした場合、同社のコンセンサス予想は切り下がるでしょう。しかし、収益性が高いAWSの成長を考慮すると、業績が拡大するトレンド自体は崩れないと考えられます。物流費などのコスト上昇についても、同社であればその吸収に取り組むでしょう。長期保有銘柄として、投資妙味があると考えます。