ウォルマート、業績回復のトレンドが評価され株価上昇中
アマゾン・エフェクト(※)が重しとなっていたウォルマート(WMT)の株価ですが、現在上昇しつつあります。この1年間の株価をアマゾン・ドット・コム(AMZN)と比べてみると、アマゾン・ドット・コムがほぼ横ばい圏で推移しているのに対し、ウォルマートは浮上し始めました。
※アマゾン・エフェクト:アマゾンがオンラインサービスを拡大させることによって、実店舗を有する既存事業者の収入などが減ることを指す。
なお、ウォルマートは、米国でスーパーセンターなどを展開する大手小売企業です。スーパーセンターとは、食料品雑貨の他、電化製品や衣料品などを総合的に展開する業態を指します。2019年7月末時点の米国のスーパーセンターの店舗数は3,569店です。その他、ディスカウントストア、会員制倉庫型店舗、海外店舗などを合計すると1万1,389店舗を展開しています。
ウォルマート、S&P500、アマゾン・ドット・コムの相対株価推移
期間:2018年8月27日~2019年8月23日
※2018年8月27日の株価を100とする
株価上昇の背景にあるのは、ウォルマートが2019年8月15日に公表したポジティブサプライズの決算です。この決算(2020年1月期2Q決算、2019年5‐7月期)で、市場予想を上回る売上高と調整後EPS(1株当たり利益)が確認されました。加えて、会社側が通期の調整後EPS見通しを上方修正したことから、投資家の間で同社を再評価する動きが出てきています。
ウォルマートの上昇基調は当面続くとみています。予想PERに特段の割安感はありませんが(2019年8月23日終値110.83ドルベースで22.5倍)、EC(電子商取引)サービス拡充による業績拡大に期待が持てること、また、マクロ環境に不透明感が高まる中、ディフェンシブ銘柄として投資家から選好されやすい局面にあることが、株価をサポートするとみています。
なお、アマゾン・ドット・コムは、2019年12月期2Q決算で、会社側が「翌日配送」を強化するための投資を示唆したことなどが株価の重しになっている状況です。






















































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