米国外の進出に成功している背景には、版権を気にしなくてもよい独自のコンテンツのクオリティーが高く人気を呼んでいることや、現地の需要に沿ったコンテンツを提供していることが挙げられるでしょう。アマゾンプライム・ビデオなどの競合に追いつかれる前に、独自コンテンツでいかにユーザーを囲い込むかが、将来のネットフリックスの成長余地を左右することになるでしょう。

各国のネットフリックスのコンテンツ数と月額例

出所:調査会社Comparitech(2018年11月26日発行)より楽天証券作成
注:カナダの月額は11月30日に修正

 

株価見通し

 ネットフリックスはFAANGの中でも最も高い利益成長が予想されています。ウォルト・ディズニーとAT&Tが新しいストリーミングサービスをスタートする時期が2019年末頃とみられることから、来期2019年12月期までは見通しの良い高い成長率が期待できます。

 しかし、その後は、熾烈な競争を背景にコンセンサス予想が切り下がる可能性があります。強みの海外でも、アマゾンプライム・ビデオの展開次第では競争環境が激化する可能性があります。予想PER(2018年12月期)が100倍を超えているため、これらの懸念材料が強まると株価はネガティブに動きやすいとみられます。

 同社が引き続き強いオリジナルコンテンツを作れるかが株価の見極め材料となるでしょう。今後、同社が発表する新作のコンテンツと、そのコンテンツに対するユーザーの反応を確認できるまで、買いのタイミングを待つべきと考えます。

 

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