売買単価が上昇して売買しにくくなるというデメリットも

 このように、株式併合が行われると、株式トータルでの価値は変わらないものの、単元未満株が発生することにより売買に多少の手間や制約が生じます。

 そして、個人投資家にとって影響があるもう1つの点が、「売買単価が上昇してしまう」ということです。

 株式併合前の株価が200円であれば、200円×100株=20,000円で購入することができたものが、10株を1株にする株式併合後は、2,000円×100株=200,000円が購入に必要となってしまいます。

 ただ、企業にとっては、売買単価が低くなり過ぎると個人投資家の株主が増え、株主管理コストが上昇してしまうという悩みがあり、株式併合によりこれを抑えたいという切実なニーズがあるのも事実です。

 そして、株価が低ければ低いほど、株式併合が行われる可能性が高くなることも知っておくとよいでしょう。

 私たち個人投資家としては、株式併合という制度があること、それによりどのような影響があるのかを知っておくことで、驚いて必要のない行動をしないように気を付けましょう。