JTの投資魅力

 JTは、12月決算銘柄です。年1回、12月末時点で1年以上継続保有している株主は、株主優待品(自社製品・食品など)を贈ってもらう権利が得られます。配当を得る権利は6月末と12月末の株主に与えられます。予想配当利回り(会社予想ベース)は、9月3日時点で、約7%です。

 JTは、株式市場で不人気ですが、私は、安定高収益の高配当株として、評価しています。詳しくは、以下のレポートを参照してください。

8月29日:配当利回り6.9%、株主優待でも人気のJT。投資価値を再評価

オリックスの投資魅力

 オリックスは、3月決算企業です。中間決算期末(9月末)と、本決算期末(来年3月末)に、配当金を得る権利が確定します。予想配当利回り(楽天証券予想)は、9月3日時点で5.5%です。

 オリックス株を保有すると、配当金とは別に、年1回(3月末)、優待品を受け取る権利が確定します。ふるさと優待カタログBコースから、1点選んだものを贈呈されます。

 オリックスは、長期保有の株主は、優待内容が増加する制度にしています。3年以上、オリックス株を保有する株主には、1ランク上のふるさと優待カタログAコースから、1点選ぶことができます。

 カタログギフトとは別に、半期ごとに贈られる株主カードを使えば、オリックスグループが提供する各種サービスを割引価格で利用できる特典もあります。

 オリックスは金融株であり、金融株全般に、低金利が長期化する中で収益が圧迫される不安があり、株価は低迷が続いています。ただし、オリックスはリース事業を中核に多面的な業務展開で安定的に高収益をあげていく力を持っていると私は評価しています。前期(2019年3月期)純利益は、5期連続で最高益を更新しています。割安な株価と、配当に注目して、長期投資する価値があると判断しています。

KDDIの投資魅力

 KDDIは、3月決算企業です。中間決算期末(9月末)と、本決算期末(来年3月末)に、配当金と株主優待品を得る権利が確定します。予想配当利回り(会社予想ベース)は、9月3日時点で、3.9%です。

 KDDI株を保有すると、配当金とは別に、年1回(3月末)、優待品を受け取る権利が確定します。同社が注力する総合通販サイト「Wowma!」より、「全国47都道府県のグルメ品」から自由に選べるカタログギフトが、贈呈されます。

 KDDIは、長期保有の株主ほど、優待内容が増加する制度にしています。100株を保有する場合、保有期間5年未満の株主には3,000円相当、5年以上保有すると5,000円相当のカタログギフトが贈呈されます。詳しい内容は、同社ウェブサイトで確認してください。

 KDDI株は、携帯電話事業の競争激化懸念で株価の上値が重くなっていますが、業績は好調です。世界景気に影響されずに安定成長を続け、2020年3月期に18期連続の増配を予定しています。ケータイ電話収入は、減少し始めていますが、通信と融合したライフデザイン事業の利益拡大によって、成長を続けています。これからも安定高収益を維持していくと予想しています。