米グロース企業の決算発表が一巡。今週は約1,300銘柄の国内企業決算

 その手掛かりとなる企業業績については、米国の注目グロース企業の発表が一巡しつつあるため、国内企業決算への注目度が高まることになります。今週はトヨタをはじめ、ソフトバンクGや東京エレクトロン、ダイキン、ホンダなど、主力企業の発表が相次ぎ、約1,300銘柄の決算が予定されています。

 これまでに発表を終えた米国企業の決算を簡単に振り返ると、アップルやマイクロソフト、テスラ、アルファベットなどが好感されて株式市場を押し上げた一方、ネットフリックスやメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の決算が嫌気される格好となりました。

 とりわけ、2日(水)にネガティブな決算を発表した後に見せたメタ・プラットフォームズの株価下落は相場全体にも波及しました。

■(図2)メタ・プラットフォームズ(日足)の動き (2022年2月4日取引終了時点)

出所:楽天証券取引サイトを元に筆者作成

 上の図2を見てもわかるように、メタ・プラットフォームズの株価は、決算を受けて一気に株価が急落しています。決算発表前までは、拡大波動ながらも株価の上げ下げを繰り返す「もちあい」を形成していたのですが、あっさり崩れた格好です。