【2】予想配当利回り3.8%以上
予想配当利回りが高いということは、株価が割安である可能性が高いことを意味します。人気が過熱して株価が上昇している株は、配当利回りが低くなります。
高配当利回りのスクリーニングで出てくる銘柄は、現時点であまり人気がなく、割安に買える可能性のある株と言えます。
【3】時価総額1.5兆円以上
配当利回り(予想)は高ければ高いほど、良いというわけではありません。なぜならば、株の配当利回りは、確定利回りではないからです。
業績が悪化して、減配(1株当たり配当金を減らすこと)になり、株価が下がることもあります。高配当利回りを選別する時は、なるべく減配リスクの低い銘柄を選ぶべきです。
減配リスクの低い銘柄に絞りこむ方法は、いろいろあります。減配リスクが低い銘柄には、一般的に以下の特色があります。
- 時価総額が大きい
- 経常利益率が高い
- 自己資本比率が高い(借金が少ない)
- 景気の影響を受けにくい業種(ディフェンシブ株)
- 経営者が株主への利益配分に積極的
すべてを満たす銘柄はありません。上記の1つか2つを満たせば十分と考えます。今日は、一番単純でわかりやすく、かつ重要な条件1つだけに絞りました。「時価総額が大きい」(時価総額1.5兆円以上)という条件です。
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