インデックスファンドの種類と特徴

 インデックスファンドには、インデックス型公募投信とETF(上場投資信託)の2種類あります。

 ETFとは、証券取引所に上場されているファンド(投資信託)のことで、株式と同様に市場で売買できるのが特徴です。

 インデックスファンドの一種ですので、市場指数にほぼ連動パフォーマンスを提供しますが、市場で売買されていることで、短期的には取引価格とファンドの基準価額(NAV=Net Asset Value)に多少ずれが生じるのも特徴です。

 一方、インデックス型公募投信の価格決定(値洗い)は通常1日に1回で、その価格が基準価額として公表されます。

図表3:インデックス型公募投信とETFの違い

出所:各種情報にもとづき楽天証券経済研究所作成

 図表3で、公募投信とETFの相違点を一覧表にしました。市場(取引所)で売買されているETFの取引コスト(委託手数料)は証券会社により異なりますが、通常は株式の取引コストと同じです。

 一方、運用コスト(信託報酬)は ETFのほうが投資信託より比較的低いのが一般的です。
ただ、最近はインデックス型公募投信のなかで、運用コストをETF並みに抑える動きも見られます。なお、積み立て投資(定時定額投資)には、少額から購入できるインデックス型公募投信のほうが適しているとされます。